産業お役立ちコラム

幸福度ダウン?多様化する働き方、ここに注意!

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コロナ禍で一般的に浸透した『在宅勤務』と『テレワーク』という言葉。
従業員の満足度調査でも働き方の多様性については
高い比率を占めます。従業員の多くがメリットを感じる一方で、
下記のようなリスクやデメリットも発生しています。

・想定外のセキュリティ関連トラブルの可能性がある事
・孤独感、コミュニケーションロスによるメンタル系疾患の増加
・人事的に正しい評価軸を立てづらい


適正な人事評価軸が確立することで社員のモチベーションも上がり、
高い生産性を保った働き方が出来るのは確かですよね。
且つ情報関連事故のリスクを最小限にとどめる為の注意喚起も社員各々にしっかりと啓蒙する。
この仕組みが確立することが大事です。

今後、各企業では介護や育児の事情も鑑みた働き方の多様化が期待できそうですが、
ちょっとブラックボックス化しているのが『テレワーク』です。

テレワークは、カフェやフリーワークスペースなど、どこで仕事してもOKという自由度が魅力的な働き方ですが、
きちんと制度として組み込まれている場合を除き、実は社員の幸福度を下げているとのこと。
持ち帰り仕事が発生し、結局労働時間が増加→この時間に関してはきちんとした評価がされていない企業も(?!)
人事としては、今一度社員の健康を守る事を第一とした制度を見直し、備え、発信する必要がありそうです。


『本稿の目的は、テレワークが従業員にどのような影響を及ぼしているのかについて、パネルデータを用いて、
テレワーカーの変化をもとに検証することである。
特に、テレワーク制度の適用者であるか否かに着目して、テレワークを実施した人の幸福度、
生活満足度、週当たりの労働時間に関して分析を行った。
その結果、テレワークが制度適用されていない人、
つまり職場外に仕事を持ち出し残業している可能性のある人によるテレワークは、幸福度を下げる、
生活満足度を下げる、週当たりの労働時間を増加させる可能性があることが明らかになった。
一方で、テレワークが制度適用されている人の場合は、これらに正の影響を与えることがわかった。
テレワークが従業員の労働環境にプラスに働くためには、テレワークが制度として整備され、
それが適用されていることが重要であると示唆された。』

テレワーク制度の適用有無がテレワーカーにどのような影響を及ぼしているのか (jst.go.jp) より引用

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