産業お役立ちコラム
飲酒をしない方も要注意?!『γ―GT(γ―GTP)』の数値を要チェック!
皆さん、健康診断結果の「血液検査数値」って結果を見てピンときますか?
専門的な表記※γ―GT(γ―GTP)と書いてあっても正直わかりづらいですよね・・
逆に、表記や数値について理解すると、ご自身の身体の状態を理解することができますので
今日はちょっとご紹介していきたいと思います☆
【γ―GT(γ―GTP)の意味と数値の見方】
肝機能検査の1つ(他にはAST、ALTがあり)として用いられます。
飲酒で数値上昇するイメージが強いのではないでしょうか??
γ―GTはアミノ酸の代謝に関わる酵素の事です。各種臓器や胆汁内に含まれます。
何らかの理由で細胞に障害が起こったり、
胆汁の流れが悪くなったりした時には血液中に漏れ出てくるため数値が上昇します。
【どんな臓器に影響する??】
⇒肝臓、腎臓、膵臓です。
【γ―GTの数値に異常が・・!どんなリスクが考えられる??】
検査結果では、下記の早期発見が出来ます!
・アルコール性肝機能障害
・脂肪肝/脂肪変
・胆汁うっ滞
・胆道閉鎖
どれも重症化したた大変な症状ばかりですね!
皆さんのイメージ通り、γ―GTは、『アルコールに敏感に反応』するのが特徴です。
肝障害を起こしていなくても、普段からお酒を飲む方は『数値が上昇』します。
なお、飲酒の習慣がない方も『食事過剰摂取による肥満や脂肪肝』が原因で数値が上昇します。
※薬の副作用が原因で数値上昇の場合もあります。
【どうすれば防げる?対策とは】
☆アルコール摂取量を減らす(外での飲酒頻度を減らす)
☆1か月の飲酒総量を減らし、休肝日を設ける
☆食事は脂っこいものや食べ過ぎに注意し、適度に運動を継続する。
別のコラムでもお話しましたが、健診結果は「病気を未然に防ぐ事が出来る」大事なサイン。
情報を正確にとらえて、大きな病気にかからず健康に過ごしていきましょう☆