産業お役立ちコラム
糖質を摂らないとどうなるの!?
人は体を動かすために糖質をエネルギー源としています。一方で、最近はロカボやケトジェニックなど、糖質の摂量を少なくするダイエット方法が話題となっています。では、体を動かすために必要な糖質を摂らずにダイエットを行うと、体にどのような変化が生じるのでしょうか。今回は、糖質を摂らないダイエット方法の違いと、それぞれどのくらいの糖質が必要になるのかをお話ししたいと思います。
糖質が足りない時の体の代謝
エネルギーとして糖質を使っている体の中で糖質が不足した場合、体はどのようにしてエネルギーを作り出しているのでしょうか。体は、食事からの糖質が不足すると体脂肪を分解してエネルギーを作り出します。その時に作り出されるエネルギー源がケトン体です。
ロカボとケトジェニックのちがい
ロカボは一食の糖質量を20~40g、間食での糖質量を10g摂取し、1日の糖質量を70~130gに抑えたものを言います。(※1)ロカボは、血糖値を上げにくくすることを目的としています。
一方で、ケトジェニックの場合は糖質の摂取量を50g以下、あるいはエネルギー摂取量の10%以下に抑え、たんぱく質摂取量を確保(1.2~1.5g/kg 体重/日)した状態で、残りのエネルギーを脂質から摂取する食事法のことです。脂質エネルギー比率は60~80%以上になるようにします。こちらは、エネルギー源をケトン体にすることを目的としています。(※2)
ロカボとケトジェニックどっちがいいの?
ロカボは比較的緩やかな糖質制限なので、食事制限などをしたことがない人でも比較的始めやすいかと思います。ケトジェニックは短期間で体重が減るので、目標とする日が明確で、期間が短い場合に選択すると良いと思います。自分の体調や生活習慣に合わせて、無理のない範囲で取り組むようにしましょう。
参考文献
※2 ケトジェニックダイエットとは?
https://www.dnszone.jp/nutrition_guide/5-7