産業お役立ちコラム
<後編>イライラしているあの人は助けを求めてるかも!
前半でご紹介したようなヘルプサインを出している方、社内にいましたか?
手遅れになる前に、敏感にサインを読み取り対応してあげましょう。
今回は4つの解決策をご提案します。
★管理監督者とお話をしましょう
普段仕事で絡むことが少ない場合は、気になる社員さんの管理監督者
(直属の上司など)と面談をしてみましょう。
ミスが多い、口数が減った、同僚とあまりランチに行っていないなどは
やはり普段接しているからこそわかるもの。
もし管理職の方が体調不良という場合は、部下の方にお話を聞いてみても良いかもしれません。
★本人とお話をしてみましょう。
前提として、精神的に体調を崩し始めている人は
自分が不調であることを認めたがりません。
そのため、「面談」という形すら受け付けない人もいるかもしれません。
保健師さんや産業医さんなど医療職の方との面談も身構えてしまうかも。
そんな人には、最近の状況を教えてというラフな感じで話す時間を設けましょう。
仕事内容やプライベートのことなど、核心をつくのではなく、周りの話題からお話をして、
その話し方などもチェックしましょう。
★医療職の方に相談をしてみる
遅刻が多発している、社内でトラブルを起こしてしまっている場合は
保健師さんや産業医さんに相談をして、休職などの相談をしましょう。
不調になり始めている人については、上記のような話合いのときに気を付ける
ポイントなどを教えてもらいましょう。
医療職の方がいないという企業の場合は地域の産業保健総合支援センターに相談をすることも可能です。
★日ごろから相談しやすい人事というイメージをもってもらいましょう。
社内広報などで何かあったときに相談しやすい部署であることを
認識してもらうようにしましょう。
精神的に追い込まれているときほど、相談できる人がいるかいないかはとても重要です。
いかがでしたでしょうか?
知識がないから何もできないと感じるのではなく、
医療職の方にはできなくて、優しい人事の皆さんだからできることはたくさんあります。
社員の皆さんがワークエンゲージメントを高めてお仕事をするために
少しの変化でも気づいて、対策が取れるようになりましょう♪