産業お役立ちコラム
〈第3話〉嚙み合わせって大事
かみ合わせの先生が考える虫歯の原因
虫歯は口の中にあるミュータンス菌などの原因菌が出す酸によって、歯のカルシウムが溶かされ、歯がもろくなり、ついには穴が開いてしまうのですが、先生のお話を聞いているとそれだけでは無いようです。「無意識での歯ぎしりや食いしばりは、大人なら、数百kg~1t近くにもなるわけでで、この力が1本の歯にかかり、何度もこすれれば、どうだろうか。縄文時代の火起こしの原理を考えると、木の棒を何度も何度も木の板に擦り回転させていくと、窪みに接している部分が摩擦によって黒く焦げはじめる。そこに、燃えやすい着火剤があれば、火が出る。木の棒がかみ合わせ、燃えやすい着火剤がプラークなどのミュータンス菌。だから、虫歯の原因は、菌バランスだけでは無いと考えている。」確かにそうかもしれないと思いました。昔、患者さんで子供の頃から1本も虫歯がないのに、何故か1本だけ虫歯になり治療した男性がいました。歯はどれぐらい磨いているのかと言えば、1日に1回だけ。プラークも勿論付着している。個人の唾液のバランスなどもあるのでしょうが、当時は不思議だなぁと思っていました。
画像引用元:WILD MIND GO!GO!
かみ合わせ調整後の整体で
かみ合わせ調整後、初めての整体へ行きました。実は数カ月前から首の腫れについて整体の先生から心配をされており、家での体操で思うように腫れが引かなければ一度甲状腺の検査をしてもらったらどうかと言われていました。でも今回は大丈夫な自信がありました。整体を始める前に全身のチェックをすると、「ずいぶん首がすっきりしましたね。これなら大丈夫」と。改めてかみ合わせの大切さを感じました。
次は最終話です