産業お役立ちコラム

食事介助の基本

食事介助の基本写真

「在宅・介護」においての「食」は、身体を元気にさせる意味でも、非常に大切なものとしてお話してきました。確かに栄養補給は大事です。ただし、楽しみながら食べるには、「食べる環境づくり」や「工夫」も大切です。

今回は、食事介助の基本についてご紹介します。食事の介助では、「自分で食べる工夫」と「食べ続けられる工夫」が重要です。

具体的な工夫とは

・自分に合った「食形態」。細かく過ぎて飲み込みにくくせず、ドロドロの液状過ぎず、噛みやすく飲みやすいソフト食などもおすすめ。飲み込みやすさには、とろみ剤を使う事も一つの手段。

・軽く、握りやすい、使いやすい道具(食具)を使う

・食欲がない時は、外に出て体を動かす。 

・食べない状態を放置せず、たまには出前や、外食、会食を開いてマンネリ化を防止し、楽しみも作る。

・食べる姿勢も大切(誤嚥を防ぐ姿勢で)

・認知症などがある方へは、同じものを介助者が並んで食べてみる(食べるテンポが合わせやすくなる)

・介助される方の利き手側に座って、自分で食べているイメージをつけてあげる


 食事を楽しめるようになると、内臓や脳が活発化されやすくなり、元気な身体を作り上げていきます。脳については、脳トレをするよりも、3度の食事を楽しむ方が、より刺激があると言われています。

介助される側も介助する側も、笑顔を作り上げる食卓にしたいですね。

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