産業お役立ちコラム
目の焦点が夜になると合わなくなった
先月から、在宅ワークが推奨され私も家や喫茶店で工夫しながら仕事をするようになりました。会社から貸与されたノートPCを使用していますが、画面が小さくキーボードも小さめ。首や肩、背中の凝り、目の疲れが出てきました。
目の焦点が合わない
在宅ワーク2週間目。夜家族と団らんしていたところ、目の焦点が合わなくて、目の前のものを見ようとしても遠くに焦点が合ってしまいきちんと見ることができません。何が起こったのでしょうか。
実は目のピント調整を担っている毛様体筋は、副交感神経の命令によって収縮します1)。つまり、近くのものを見るときに、副交感神経のはたらきが強くなるのです。しかし、日中パソコン画面を見ながら仕事をしている人の場合、目では副交感神経が強くはたらいているのに、体では交感神経が活発にはたらいているという矛盾した状況が生まれてしまいます。この矛盾した状況が、眼精疲労などの症状が出る原因の1つなのではないかと考えられています。
ホットタオルが良かった
そこで私が試したのは、ホットタオルです。まずは目元にホットタオルをあて、熱が冷めるまで待ちますそれを3クール行います。その後、首の後ろを同じように温めます。これで、だいぶスッキリします。神経が高ぶっているので、目を閉じ、ホットタオルで患部をほぐしリラックスさせます。ホットタオルの蒸気が温かいところから冷たくなった時に、血流や老廃物が流れ始めます。良かったら、休憩しがてらやってみてくださいね。