産業お役立ちコラム

夫からの受動喫煙で肺がんと乳がんのリスクが上昇

夫からの受動喫煙で肺がんと乳がんのリスクが上昇写真

受動喫煙で女性の肺腺癌リスクでは2倍になる

女性の肺がんには肺腺がんが多く、受動喫煙のあるグループの肺腺がんリスクは、受動喫煙のないグループの約2倍高いことがわかりました。更に、夫の喫煙本数別にみると、受動喫煙のないグループに比べ、日に20本未満で1.7倍、20本以上では2.2倍と、本数が多いグループほど肺腺がんリスクが高いことが示されました。
また、一緒に生活している夫からの受動喫煙に、職場など家庭以外での環境での受動喫煙が加わると、更にリスクが上昇する事がわかっています。

閉経前の女性は受動喫煙で乳がんのリスク上昇

受動喫煙している閉経前の女性は、受動喫煙や喫煙がない人と比べると2.6倍のリスクがあります。また、過去に喫煙していた人や、喫煙している方は、3.9倍までリスクが上昇している事がわかっています。閉経前のタイミングは、出産を考えている女性も多いと思います。いつのタイミングでも、患うのはとても大変な事ですが、ライフイベントである結婚や子供の事を考えている頃に患ってしまうと、ライフプランも大きく変わってしまいますね。

その他、歯周病、糖尿病、卵巣がんの発症のリスクについても示唆されています。受動喫煙は、自分では防ぐ事が困難な為、喫煙者の協力や努力がないと解決ができない問題です。

参照:National Library of Medicine https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/17935128/

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