夏バテの原因は、気温差や食欲低下、水分不足など様々ありますが、実は「湿度」もその一つとなります。日本の夏は気温が高いだけでなく湿度も高いため、疲れやすさ寝苦しさからくる睡眠不足、発汗による脱水症状など、様々な体の不調を起こしてしまいます。今回は、食事からできる夏バテ対策についてご紹介します。

食事は「量よりも質」を意識

食事は量を摂れば良いというものではありません。肉や魚のおかずは食べているけれども野菜は食べていない方、いらっしゃいませんか？簡単な付け合わせに、ミニトマトやトウモロコシ、アスパラガスなど、洗ってそのまま食べたり茹でるだけで食べられたり、野菜からの栄養補給にも意識したいところです。トマトやナスなどの夏野菜には暑くなった体を冷やす働きもあるので旬な食材を摂りたいですね。

夏に摂りたい食材とは

疲労回復に効果のある栄養素として知られているのがビタミンB1です。ビタミンB1は豚肉に豊富に含まれており、その他にもウナギやレバーなどの動物性食品、また玄米、小麦、オートミールなどの穀類にも含まれています。ビタミンB1の他にも、酢や梅干し、レモンなどに含まれ、疲労の原因となる乳酸の生成を抑えてくれるクエン酸、にんにくやネギなどに含まれ唾液や胃液の分泌を促進する効果のあるアリシンもあります。肉や魚、野菜など普段の料理と一緒に摂る工夫をすることで、疲労回復の効果を高めてくれます。

夏の台所は火を使うのは暑いですよね。そして食事の量も少なくなりがち。私は、カットすれば食べられるフルーツが夏の時期は食べやすく、水分補給もできるのでよく食べます。暑い夏こそバランスの良い食事を心がけて夏バテに負けない体を目指しましょう！