産業お役立ちコラム
ストレスと食欲
ストレスがたまると発散するためにたくさん食べるぞ!となる方いませんか?私もその一人なのですが、私の場合甘いものが無性に食べたくなります。なぜ甘いものが欲しくなるのでしょうか。
ストレスホルモンのコルチゾール
コルチゾールは全身で様々な働きをしているホルモンですが、特にストレスに対しても働きます。
人体にストレスがかかると、コルチゾールが放出されストレスに対抗するためにエネルギーを確保しようと働き、イライラする精神・神経への作用等全身に影響を及ぼします。そして、コルチゾールが多く出ると幸せホルモンのセロトニンが減ることが分っています。
セロトニンは精神を安定させ、満腹感を与え食欲を抑制する作用があります。イライラして甘いものを食べたくなるのは、甘いものを食べると一時的にセロトニンの分泌が増えて気持ちが落ち着く作用がある為です。これを脳が一度覚えると、ストレスがたまると甘いものを欲するという事になります。
ストレスをためないために
・太陽の光を浴び、ウォーキングなどの軽い運動でセロトニンの分泌量アップ。
・3食しっかり食べましょう。特にセロトニンを作るもとになるたんぱく質を毎食意識。
・ハーブ等、お好みの香りでリラックス時間を作り、自律神経を整える。
・良質な睡眠をとることでセロトニンの分泌量は増加します。リラックスして、睡眠時間を確保しましょう。
ストレス発散で食べ過ぎてしまわないようにも、できる事から始めましょう。