産業お役立ちコラム
初めて聞いたSIBO(小腸内細菌増殖症)
腸活されている方も多いと思いますが、余り効果が感じられないという方もいらっしゃると思います。ヨーグルトや、その他の乳酸菌、発酵食品、食物繊維を採っていてもなかなか改善傾向に無い方。もしかしたらSIBOの可能性があるかもしれません。
例えば、過敏性腸症候群の方は、約3割から8割の人がSIBOを併発していると言われています。
SIBOとは
何かの原因で本来生息数の少ない小腸の中に細菌が多く繁殖している状態で、便秘や下痢、お腹の張りや違和感の原因になります。SIBOを引き起こしていると、身体が必要な栄養素、例えば鉄、ビタミン、カルシウム、などが十分に吸収されなくなってしまいます。
SIBOになりやすい原因
基礎疾患がある方や、ストレスが多い方、消化酵素が少ない方がなりやすいそうです。
小腸の動きが悪いため
小腸の動きが悪くなり、食べ物が小腸の中に残りそれを餌に腸内細菌が増えてしまう
⇒糖尿病、膠原病、神経疾患などの基礎疾患を持った方、ストレス、疲れなどで自律神経のバランスが崩れている方
胃酸や胆汁、膵液が減少するため
細菌を殺菌することができなくなり異常繁殖してしまう
⇒膵炎になった方や、胃薬などよく服用される方は、起こりやすい
食べ物の取りすぎ
腸内に良いとされている食物繊維や発酵食品を摂りすぎてしまうと、異常繁殖しやすくなります。
また、輸入肉や、ファーストフードを食べる機会が多い方はお肉に含まれる、残留抗生物質が入っている為、長期的に曝露されている可能性も。抗生物質の乱用は、善玉菌や日和見菌を減らしてしまい、バランスが崩れてしまいます。
次の記事では、SIBOと関連性のある病気や、検査方法、気を付けたい食事の内容などについてご紹介します。