産業お役立ちコラム
夏の胃腸のケア
暑い日は、冷たいものを食べたり、冷房の効いたところに長時間居続けて冷えたりなど、暑さ対策から体が冷えて、おなかを壊してしまうことありませんか?また、夏に特においしく感じる香辛料やアルコール、炭酸飲料、塩分などは、摂り過ぎると、腸を刺激しやはり下痢の原因になってしまいます。
今回は、腸に優しい食事として、下痢の時にとると良い食品、控えるべき食品をご紹介します。
下痢時にとるとよい食品
・消化の良い炭水化物(おかゆ・おもゆ・うどん)
・柑橘系などの酸味のある果物は避け、りんごやバナナ、缶詰めの果物
・野菜をやわらかく煮込んだスープ(大根や白菜、人参やかぼちゃ、じゃがいもなどの消化管への負担が少ない野菜)
\ポイント/
味付けする際、薄味にすることで腸への刺激は少なくなります。
スープ類などは熱くするよりぬるめにすると腸への刺激を抑えることができます。
下痢時に控えるべき食品
・脂肪分の多いお肉、魚
・ラーメンや蕎麦
・カレーなどの香辛料を使った料理
・繊維が多い生野菜、海藻類
・コーヒー、炭酸飲料、アルコール類
最後に、下痢時は体内の水分・ミネラルも失われます。水または経口補水液で失った分をしっかり補給しましょう。
おなかを冷やさないように注意するだけでなく、また日頃から、腸内環境を整える乳酸菌やビフィズス菌などをとり入れることもよいでしょう。まだまだ暑い日々は続きますが、夏の胃腸のケアに役立ててくださいね。