産業お役立ちコラム

自殺を考えてしまう人は、相談する事が苦手

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本気で自殺を考える人は、ほとんど周囲に相談している人はいない事が統計で確認がとれています。「死にたい」と思っている人、自殺未遂、自殺既遂のケースでも、ほとんどの人は、誰にも相談しないで、いきなり自殺してしまいす。
相談しない原因としては、「相談しても、問題は解決できないので意味がない」と思っているから。相談は、起きている事象を解決するのではなく、相談者の気持ちを少しでも楽にする事が目的のはずです。
自殺をしたいという衝動的な気持ちのピークは5分~10分程度とのこと。しかし誰かと30分程会話をすると気持ちも落ち着き冷静さを取り戻します。まずは誰かと会話をしながら、思いを吐き出してしまいましょう。
また、日本の自殺者の調査によると、自殺者の3割~4割の人からアルコールが検出されており、特に激しい自殺の方法をとる人ほど高濃度のアルコールが検出されています。お酒を飲んで、酔った勢いで自殺をしているのです。

 

朝のお散歩でセロトニンを増やす

セロトニンとは心の安定に欠かせない脳内物質です。しかし、ストレスの多い生活や運動不足、夜型生活などを続けていると、セロトニンが分泌されにくくなるそうです。
起床後1時間以内に、15分30分の散歩を行うとセロトニンが活性化します。30分以上行うと逆効果になるので注意。リズムとつけながら反復して歩くととても効果があります。また朝に太陽を浴びることによって、体内時計もリセットされます。といっても今までそういった習慣がない方はなかなか億劫だと思います。まずは、朝起きたら玄関の外に出る習慣から身に着けてみましょう。
他にも一定のリズムで同じ動きを繰りかえす運動を「リズム運動」といい、セロトニン神経はこのような運動で活性化されることがわかっています。リズム運動の中でも最も手軽なのが、咀嚼つまり噛むことなのです。食事の際は、リズムよく噛む20分程咀嚼を繰り返す事で、セロトニンも活性化します。虫歯や抜けたままになっているところがあれば、咀嚼もしづらいので早めに治しましょう。

まずは、お酒は買わない、目の届くところに置かない。朝のお散歩ができるように生活習慣を見直していきましょう。そして、感情が溜まってきてしまったらまずは周囲の人に気持ちを聞いてもらいましょう。家族や友人に話を聞いてもらう事が難しければ、「いのちの電話こころの健康相談統一ダイヤル(0570-064-556)」が用意されていますので利用してみてください。

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