子供の眼はキラキラと輝いていて綺麗ですよね。理想は子供の眼のように充血などがなく白色をしていて、表面が涙でしっかりと覆われてツヤがあり、キラキラしている状態ですよね。しかし年齢を重ねるとともに、色が黄ばんできたり、キラキラ感が失われたり、充血が気になったりと、お悩みはつきません。そんな白目の変化には、「糖化」が関わっている可能性もあるのだそうです。

糖化とは

まず「糖化」とはなんでしょうか。「糖化」はタンパク質と糖分が結合することです。糖化により出来る物質はAGE（糖化最終生成物）と言います。糖化は例えば、加熱によって食品が褐色になり硬くなることです。パンやクッキーが焼けると硬くなって香ばしくなるのは糖化のおかげなのです。この反応は明ラード反応と呼ばれています。

糖化により出来た物質AGEが眼に多い

糖化により出来る物質AGE（糖化最終生成物）は、最初発見されたのは水晶体でした。眼の中では、水晶体の中のクリスタリンという蛋白が糖化、また紫外線の影響も大きく受けて濁ります。つまり白内障が進行します。

病気の原因になりうる糖化産物は、たんぱく質と糖が結びつく通常の糖化反応に加え、さらにもう一段階の変化が加わったものだと考えられていて、その悪い変化を起こしてしまうのは、紫外線の影響が大きいと思われます。紫外線が多いところでは、つばの大きい帽子をかぶったり、サングラスをかけて眼を守りましょう。

糖化を防ぐには

糖化は、血液中に余分な糖分があると、体内のたんぱく質や脂質と結びついて変性させる現象を言います。その為、血糖値が上がるような生活習慣や、食事を控えれば糖化がある程度抑えられます。では、具体的にどのようにしたら良いのでしょうか。

 ・朝食は摂る
・食事はよく噛んで野菜などから食べる
・果糖ブドウ糖液糖などの異性化糖はブドウ糖の10倍以上の糖化リスクがあるので、控える
・GI値を参考に、血糖値を上げやすいもの上げにくいものを知っておく
・アルコールの飲みすぎ、たばこは控えましょう。たばこは周りにいる方も影響が出る
・運動をして基礎代謝を上げる

このように生活習慣を見直すことで、アンチエイジングに期待が持てるようになります。