産業お役立ちコラム
魚卵好きが気になる プリン体やコレステロール
「魚卵」と聞くと、いくら、たらこ、とびこ、数の子…など思いつくかと思います。どれもおいしくて、親しまれているものですが、このようなイメージはありませんか?
「コレステロールが高い!プリン体が高い!」
魚だと健康に良いと好んで食べられますが、魚卵となると敬遠されがちですよね。果たして、悪いイメージの通りなのでしょうか?
コレステロール
日本人の食事摂取基準(2020年版)では、摂取量200mg未満が望ましいとされています。重量100g中でいくら約480mg、たらこ約350mg、数の子約370mgとイメージ通り多く含まれています。
ですが、いくら丼にしても50g程の量であり、1回に食べる量として摂取量は少なくなります。
プリン体
多いと言われているのは、100g中に200mg含んでいる食品をさします。重量100g中にいくらが約15mg、数の子が約22mgでプリン体が少ない食品に入ります。その中でもたらこが約120mgと多く含んでいますが、食べ過ぎに注意すれば危険な食品ではないといえます。
その他多く含まれるもの
いくら…DHA、EPA、アスタキサンチン、ビタミンB12、ビタミンD、ビタミンE
たらこ…ビタミンB12、ナイアシン、ビタミンE、ビタミンD、カリウム
数の子…ビタミンD、ビタミンB12、EPA、DHA、カリウム、葉酸
魚卵は塩や醤油などに漬け込まれて販売しているものが多く存在し、塩分が高くなっているものが多いです。
塩分量は意識する必要がありますので、かける醤油は使用しないなどして調整しましょう。
いかがだったでしょうか?
コレステロールや塩分に目を向けると含有量が多く、体に良くないものと思われがちですが、プリン体は実は少ないものが多く、他にビタミンやミネラル、魚と一緒でDHA・EPAも多く含まれているため、うまく摂り入れれば栄養満点で体にとってプラスに働いてくれる食品なのです。