産業お役立ちコラム

いつもと違う部下の様子に気づいていますか

いつもと違う部下の様子に気づいていますか写真

Z世代(1990年代後半から2000年代生まれの若者)の「孤独」で悩む方がかなり増えてきているが、ほかの全ての世代でも孤独を感じる人が増えています。「消えたい、死にたい……。」こういった心の病や、児童虐待や性暴力の事件も増えており、児童虐待の通報においては年間約19万件にもなるそうです。
1039歳までの死因の1位が自殺です。そしてG7(先進7か国)の中で、日本は15~34歳の「自殺」が1位なのです。職場の人間関係においては本人のプライベートまではなかなか踏み込めない事も多いのですが、同じ環境の中で働いている部下や同僚のいつもと違う違和感には気づくことができると思います。

・遅刻、早退、欠勤が増える
・休みの連絡がない(無断欠勤がある)
・残業、休日出勤が不釣り合いに増える
・仕事の能率が悪くなる。思考力・判断力が低下する
・業務の結果がなかなかでてこない・報告や相談、職場での会話がなくなる(あるいはその逆)
・表情に活気がなく、動作にも元気がない(あるいはその逆)
・不自然な言動が目立つ
・ミスや事故が目立つ
・服装が乱れたり、衣服が不潔であったりする

辛いときは「辛い」と声を上げられない人が多い

悩んでいる人は、「自分1人の力で乗り越えないといけない」と考えていたり「相談しても何も変わるわけがない」と思っている事が多いです。そして相談することが自分の「恥」であると考え、ますます「孤独」に陥っていきます。
家庭の中や学校生活で大人しく聞き分けの良い、育てやすい子が、一番リスクが高いのはご存じでしょうか。このようなタイプの人は周囲の雰囲気を察知して、平和に過ごすために自分はどうしたら良いのかを優先的に考え、自分の気持ちは置き去りにしてしまう癖があります。「嫌」な事や「否定」したい事も中々言いづらいのです。そしていつしか自分が何を感じているのか鈍感になり、深刻な状況になっても本人が余り気づいていない。しかし、「何故か苦しい」「生きづらい、消えてしまいたい」と感じてしまいます。
そういった事を繰り替えし、自分から声を上げる練習を成長する過程でできていないのです。
家庭の中で、または職場の中で、自分の大事な家族や部下、同僚の気持ちに寄り添えていますか?

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