産業お役立ちコラム
調味料で簡単に減塩に挑戦!
日々、塩分の摂取について、気にされていますか?
現在日本人の塩分摂取目標量は、男性7.5g未満・女性6.5g未満(日本人の食事摂取基準2020年版より)に対して、食塩摂取量の平均値は10.1gと目標量を超えています。(2019年国民健康・栄養調査より)
塩分を摂りすぎると、血液中のナトリウム濃度が高くなり、浸透圧を一定に保とうとするために血液量が増えます。その結果、血管壁にかかる負担が大きくなり、血圧が上がると考えられています。血管や心臓に負担がかかる高血圧は、脳卒中や心筋梗塞、心不全、動脈瘤など循環器系の病気につながります。
ケチャップが優秀だった
1日あたり約3.5g減らすには、相当意識を高めなければ、実践は難しいものです。そこで、調味料を工夫するだけで簡単に減塩できるアイデアをご紹介します♪
1.香辛料を使う 唐辛子・胡椒・カレー粉・わさび
2.酸味を利用 酢・レモン・ゆず・すだち
3.出汁を使う 鰹節・昆布・にぼし・干し椎茸・貝
4.ケチャップを代用品に
小さじ1杯に含まれる塩分量
濃口醤油→0.9g ウスターソース→0.5g ケチャップ→0.2g
比べてみるとケチャップに含まれる塩分量がとても少ない事がわかります。醤油やソースの代わりにケチャップの代用は減塩に気を付けている方には嬉しい調味料ですね。
カリウムで塩分を排出しよう
また、過剰な塩分を体外に排出する働きをするカリウムを多く含む食品(野菜や芋類、果物、海藻、豆類など)を食べることも、おすすめです。カリウムは水溶性でゆでると溶け出してしまうため、汁ごといただけるスープや味噌汁に入れ調理するのがよいでしょう。
血管をいたわる減塩、今日からすぐにでも心がけたい習慣です。大切な方を含めて、食生活振り返ってみてくださいね。