産業お役立ちコラム
毎日のお風呂シャワー派ですか?
最近涼しくなってきたのでお風呂に浸かって眠りたいと思っている方も多いと思います。
節水を考えて、シャワーにされている方、浴槽のお湯を再利用されている方様々だと思いますが、皆さんはいかがでしょうか。
使用水量を考えてみる
シャワーとバスタブにお湯を溜めることを比較してみたいと思います。一般的なバスタブの大きさでは160~180リットルが必要です。シャワーの場合は毎分8~15リットルの使用水量で計算してみます。そうすると、5分間シャワーを使用した場合水量は平均すると約60リットルです。
家族と一緒に住んでいる場合には人数分が必要です。3人家族ですと、5分ずつのシャワーの使用でバスタブ1杯分の水量となりますね。
入浴後の残り湯の再利用
1度入っただけで捨てるのはもったいないと個人的には思ってしまいますが皆さんはどのようにされていますか?残り湯を洗濯に利用するという方もいますが、中には残り湯を当然のように翌日以降も何回も沸かし直して入浴されているという方もいますよね。しかし心配になるのが衛生面では大丈夫でしょうか?
細菌が大繁殖したお湯のリスク
バスタブの残り湯には、細菌が大繁殖しやすい環境が整っています。細菌にとって栄養分になる人から出た汚れと「温かい湯」です。入浴前には1ミリリットルあたり数十個だった細菌の数が、入浴直後には数百~数千個、一晩放置した後では数十万~数百万個に増加したそうです。
医学的には残り湯の沸かし直しはあまりお勧めできない。
沸かし直しをしても菌が殺菌されるわけではありません。残り湯を次の日も沸かして入浴するということは、細菌だらけの湯に浸かるということ。「お風呂に入って清潔!」と思いきや、逆に汚い行為ですね。
細菌は時間が経つごとに繁殖していくので、洗濯に使いたい場合は入浴後直ぐに使うとリスクが少なさそうです。