産業お役立ちコラム
ビタミンDの働きご存じですか?
秋になり、鮭も美味しい時期になりました。学生の頃、修学旅行の北海道で食べた「鮭のちゃんちゃん焼き」は美味しい思い出の一つです。今度食べるチャンスがあればビールを片手に味わいたいなと思います。
さて今日は、鮭やきのこに含まれるビタミンDについてのお話です。
ビタミンDの特徴
脂溶性ビタミンの1つで、腸でカルシウムやリンの吸収を促進して骨の形成を助けたり、神経伝達や筋肉の収縮に関わる血液中のカルシウム濃度を調整したり、骨や歯の石灰化の促進に関わるなど、重要な働きをしています。
代表は2種類
ビタミンDには種類がいくつかありますが、代表的なのは植物に存在するビタミンD2と、動物に存在するビタミンD3があります。ヒトの皮膚にはビタミンD3の前駆体が存在しており、日光に含まれる紫外線を浴びることでビタミンDに変換されます。そのため、私たち人間は食べ物から摂取するだけではなく、日光を浴びることによりビタミンDを補うことができるのですね。また、皮膚で作られるビタミンDの量は、日光を浴びる時間、住んでいる地域の日照時間や季節など、いくつかの条件によって変動することが知られています。
食品からの摂取
ビタミンDを摂るには、鮭やサンマなどの魚類やきのこ類を活用するのがおススメです。脂溶性でもあるため、油脂と一緒に摂取すると効率よく吸収されます。日本人は、ビタミンDの供給源の大半を魚介類に依存しているため、食事内容によって摂取量に大きな差がでてしまう傾向があるようです。
日光も上手に取り入れて
日焼けしてしまうからと嫌煙されがちな日光も、私たちの体にとって有益な一面もあります。可能な範囲で適度な日光浴を心掛けながら、ビタミンDを豊富に含む食材を意識して健康を目指して行きましょう。