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意外!?寒い季節にも必要なもの

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経口補水液と聞くと、汗をかいた時や暑い時に利用するもの、と思っていませんか?実は、寒い冬にもインフルエンザや風邪による発熱、またノロウイルスによる食中毒によって脱水症状になる恐れがあるため、冬にも経口補水液は必要なアイテムと言えます。今回は、脱水と経口補水液の関係を見て行きましょう。

脱水の種類

脱水には経口補水液が良いと耳にすると思いますが、どうして経口補水液が良いのでしょうか?まず、脱水とは、汗や下痢、嘔吐などが原因で、水分・電解質が不足している状態を指し、以下の3つに分類されます。

・高張性脱水 ⇒ 水分が多く失われて起こる脱水

・等張性脱水 ⇒ 水分と電解質が同じぐらい失われて起こる脱水

・低張性脱水 ⇒ 電解質が多く失われて起こる脱水

経口補水液はブドウ糖が大切

脱水状態に陥った時には、水分と塩分だけ摂取すれば良いと思いがちですが、実はあるものを一緒に摂取することで、より素早く水分と電解質を補給することができます。それが「ブドウ糖」です。ブドウ糖は小腸で電解質であるナトリウムと一緒に吸収され、さらに水分はナトリウムに引っ張られて体内に吸収されます。ブドウ糖のおかげで、ナトリウムと電解質が吸収されやすくなるのです。そのため、市販の経口補水液には水分と電解質だけではなく、ブドウ糖もバランスよく含まれています。

脱水の時は、水分だけまたは塩分だけを取ると逆に悪化してしまう恐れもあるため、素早く水分と電解質を補給できるよう考えられた経口補水液を備蓄して、万が一に備えるのが得策かもしれません。

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