産業お役立ちコラム
酢のチカラ、ご存知ですか?
つーんと鼻にくる酸っぱい匂いが特徴な酢、お寿司や酢の物など日本食に欠かすことは出来ません。今回はそんな酢の持つチカラについてご紹介いたします。
酢の成分
酢には酢酸やクエン酸が含まれていて、体内でブドウ糖を効率よく燃やし、体内に溜まった老廃物を排出させる働きがあります。‘疲れている時に酸っぱい物を食べたくなる’のも、体が必要としているシグナルかもしれません。健康面からも酢には様々な働きが注目されています。
カルシウムの吸収促進
酢に含まれるクエン酸には、カルシウムの吸収を促進する働きがあります。そのため、酢と一緒にカルシウムを含む食品を摂ることで、効率良くカルシウムを摂取することができます。カルシウムを多く含む牛乳や小松菜、小魚などを摂る際は酢を加え、同時に摂取するようにしましょう。
お通じへのアプローチ
酢は、独特なツンとした刺激臭のもとになる酢酸という酸が主成分で、これが胃酸の分泌を促して胃や腸を刺激して蠕動運動を活発にします。野菜の酢漬けで知られるピクルスは、野菜に含まれる食物繊維が腸内の善玉菌のエサになるため、おなかの調子が気になるにもおススメです。
脂っこい料理に
酢には油の粒子を細かくして、脂っこさを和らげる働きがあります。酢の料理で代表とされる酢豚もこの働きを利用して、脂身の多いお肉もさっぱり美味しく食べられるわけです。
他にも、酢の脂肪合成を抑制する働きに着目した機能性表示食品が発売されたり、酢の働きは様々ですが、あなたに合った食べ方で酢を賢く使いましょう。