あなたは「腸活」をご存知でしょうか。私たちの腸の中にはおよそ1000種類の細菌が生息していて、その総数は100兆と言われています。体内に他の生き物がいるというのは、なんとも不思議な感じですよね。腸活とは、腸内環境を整えることです。今回は、今日から実践できる簡単な方法をご紹介します。

善玉菌と悪玉菌の勢力争い

腸内には、体に有益な働きをもたらす善玉菌と害をもたらす悪玉菌が勢力争いをしています。これに加え、どちらの見方にも成り得る日和見菌が存在しているため、いかに善玉菌と日和見菌を味方に付けるかがポイントになります。そのためには何が必要なのでしょうか。

善玉菌を増やす食べ物

代表的なものは次のような栄養（食材）があります。

〇乳酸菌を含む食品→ヨーグルト・チーズ・漬物・乳酸菌飲料

〇食物繊維を含む食品→玄米や雑穀などの穀類、ごぼう、おくらなどの野菜・ひじきやワカメなどの海類しいたけ、えのきなどのキノコ類

〇オリゴ糖を含む食品→大豆・ごぼう・玉ねぎ・ねぎ・バナナ

これらは、善玉菌やそのエサとなる食材です。意識して摂り入れてみてはいかがでしょうか。

悪玉菌を増やす習慣

肉類や魚類、卵などの動物性食品に含まれるたんぱく質や脂質は、腸内の悪玉菌を増やす原因となります。必要量以上に摂ることは控えて、それぞれをバランスよく摂りましょう。また、加工商品に多く含まれる食品添加物によっても腸内環境は荒れてしまうため、毎日利用している方は注意が必要です。

腸内環境を整えるには、食事の他にも十分な睡眠と運動が大切です。できる所からコツコツ続けて、健康的な腸内環境を目指しましょう。