産業お役立ちコラム
身体が温まる呼吸法
乾燥しやすい冬になり感染症も徐々に増えてきました。身体も冷たく冷え性で悩んでいる方も多いと思います。寒いと、身体のこわばり首肩コリも辛いのではないでしょうか。私も寒いとどうしても、肩をすくめてしまい、肩の筋肉を緊張させた姿勢のまま長時間出歩いている事もあります。寒い時は、無意識に体が熱を作り出そうとして筋肉を収縮させているので、仕方がない事なのですが、長時間筋肉の緊張が多いとそれだけで疲れてしまいます。
首肩コリを軽減させる為にも、身体を温める事が効果的です。今日は、幾つかある方法の中から、身体を温める呼吸法についてご紹介します。
お腹で熱を作り出す
腸は免疫の要。実は腸には免疫細胞の70%が集まっています。呼吸法でお腹を刺激して動かすことにより、免疫システムの強化する事ができます。身体を芯から温めるには、体の中で熱をつくり、内側から温める事が重要です。また、腹部が冷えると腸の動きが低下し、栄養の吸収が悪くなる、便秘症、免疫力の低下など体調を崩しやすくなります。
鼻からゆっくり息を吸おう
ゆっくり鼻から息を吸い、ゆっくり吐くと胸腔と腹腔の間の横隔膜が上下に動きます。横隔膜はお腹の中にある大きな筋肉なので、これを動かすことで熱が発生します。ゆっくりとした呼吸を横隔膜を動かしながら行う事で、リラックスもできる為、身体の力もだんだんと抜け自立神経も調整され副交感神経も刺激されます。身体全体の筋肉が和らぎ手足の血流もよくなり温まった血液が手足の先端まで流れ始めます。
手足が冷たいなと思ったら、鼻からゆっくり深い呼吸を数分繰り返してみてください。