産業お役立ちコラム
SIBOの原因と対策
SIBOの原因は?
食物が殺菌された状態で小腸に到達しているかがまず1つ目のポイントです。
口腔内が衛生的な状態で食事が出来ているのか。唾液、胃酸、胆汁、膵液などの消化液が十分に出ていて食物が消毒、消化されているのか。この消化液の働きは、ストレスも深く関係しており、ストレスが多いと上手く内臓が働きません。ここが原因となれば、ストレス対策や消化を促してくれる消化酵素のサプリ、殺菌作用のあるハーブなどを取り入れてみると良いですね。
2つ目のポイントはMMC(migrating motor complex)がうまく働かない事です。
MMCとは、胃から始まる腸の収縮運動のことを言います。MMCのおかげで、胃や小腸内の食べ物ののこりかすや細菌が押し流されます。MMCが炎症や感染、抗生剤などによってうまく働かないと、食べ物ののこりかすが小腸に残ることになり、SIBOの原因となります。
3つ目のポイントは回盲弁がうまく働かない事です。
回盲弁とは大腸と小腸の境にある弁のことです。
大腸から小腸への細菌の逆流を防止する機能が障害されると、大腸にある細菌が小腸へ逆流しSIBOになります。
消化器官が弱いかもと感じている人は
消化器官が強い人は、腸活を行うととても良い効果が期待できます。しかし強い人というのは、消化液がしっかりと出て、腸内環境が良く、食べたものがきちんと消化吸収できている方のことを言います。
逆に、下痢や便秘、ガス腹で悩んでいる方は腸活を行うとSIBOを悪化させてしまうというリスクがあります。例えば、小麦製品のグルテンは消化しづらく、排泄も難しいものと言われています。消化器官が弱い方は、こういったグルテンやカゼインが入っている食材は避けてまずは小腸内を殺菌できるようなハーブ料理や腸の炎症を沈めてくれるEPAやDHAを多く取り入れるといいでしょう。
また、ストレスが多い生活をしていると、副腎や胆嚢にも大きな負担がかかります。胆汁を作るためにはビタミンCが必要で、尚且つストレスを感じるとビタミンCを消費してしまいます。女性は胆嚢の病気を患いやすいので、美容の為にもビタミンCは継続して摂取して頂きたい栄養素です。
参照元:東京原宿クリニックhttps://th-clinic.com/2022/01/09/sibo/#MMCmigrating_motor_complex