産業お役立ちコラム

脂質と動脈硬化について

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「血管年齢」という言葉をテレビやインターネットでよく見かけると思いますが、何を測定しているのでしょうか?今回は、冬に特に気を付けたいとある疾患とも関係のある「血管年齢」についてお話していきます。

血管年齢とは

「血管年齢の測定」は、健康や病気への関心を高めるため、簡易的な「動脈硬化のスクリーニング検査」として様々な場所で行われています。私たちの血管は、最初は柔らかく、しなやかな血管ですが、加齢・喫煙・コレステロール・運動不足などによって、どんどん厚く硬くなってしまいます(動脈硬化)。動脈硬化が進行すると、心筋梗塞などの心疾患、脳梗塞などの脳血管疾患のリスクが高くなるため、血圧の変動が激しい冬は特に注意が必要になります。

食事でできること

ここからは、動脈硬化を予防するための食事についてポイントをご紹介します。

エネルギーの摂りすぎに注意
過剰なエネルギーは脂肪として体に蓄えられるため、炭水化物や脂質の摂りすぎには注意しましょう。

飽和脂肪酸を減らして、不飽和脂肪酸を増やす
油は質にも注目です。動物性の脂肪だけではなく、動脈硬化の予防にも期待される次のような不飽和脂肪酸の摂取も心掛けましょう。
n-3系DHAEPAなど魚油に多い成分で、特にイワシ・サバ・サンマなどの青魚がおすすめです。
n-6系:リノール酸は大豆油やごま油、くるみなどに多く含まれます。
n-9系:オレイン酸はオリーブ油やアーモンドなどに多く含まれます。

    ≪まずはこの3つに挑戦してみよう≫
・使用する油を大豆油、ごま油、オリーブ油に変える
・主菜が魚の日を増やす
・間食を甘い物やスナック菓子などからナッツ類に変える

 本格的に寒くなってきたこの時期、より意識して血管を守りましょう。

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