産業お役立ちコラム

バナナの秘密とSDGs

バナナの秘密とSDGs写真

スーパーでよく山積みにされているのを見かけるバナナ。フルーツの定番ですよね。お値段もそんなに高くもなく買いやすいので、朝食にしたり小腹が減った時のおやつにしたりと私の家庭では出番が多い食材です。
そんなバナナですが、実は一度木に実を付けて収穫が終わると伐採され、焼却されてしまっています。この事実はほとんどの方が知らないでしょう。その量は世界で年間10億トン以上と言われています。バナナを多く生産されているタイでは、バナナの木の焼却で出る二酸化炭素が大気汚染の一因であるとも言われていました。
バナナの消費量は世界で年間約1.5億トンと言われているので、廃棄されている量はその何倍にもなるというので驚きます。消費すればするほど環境に負担をかけていたとは思ってもみませんでした。

話題のデニム

そんなバナナの木を使い衣服の繊維を作ることが可能になりました。バナナの繊維はこれまでも、カーペットやロープなどにも実は使われていました。しかしバナナ特有の繊維の硬さから衣服への利用には広がっていませんでした。そんなバナナ繊維を綿と混紡することにより衣服の繊維として使用することが可能となりました。
バナナの繊維を使用したデニムはご存じでしょうか?実はとても人気な商品で話題になっています。環境問題への貢献もでき、新たな機能的な繊維の開発でお洒落なデニムが履けるなら一度試してみたいなと思います。
バナナの繊維は吸湿性や速乾性など機能的に優れ、綿、麻、ウールにつぐ第4の繊維と言われています。バナナの繊維は麻に近く、軽量で吸湿性や速乾性などに優れているので夏にデニムを履きたい人も嬉しい素材です。他にもバナナ繊維を使用したTシャツや靴下も製品化されています。気になるバナナ繊維。皆さん見かけたら是非試してみて下さいね。

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