産業お役立ちコラム

最近気になったガスコンロの火の色

最近気になったガスコンロの火の色写真

1週間ほど前から気になり始めた台所のガスコンロの火の色。「こんな色だったかな?」と、どこか違和感を覚えていました。以前は青い火の色だったのが、赤っぽく変化することもあれば紫色になることも。ガスコンロも数年前に取り換えたばかりで、汚れもほとんどない状態。何が起きているのか調べてみることにしました。

冬に起きやすい現象だった

一般的に火はオレンジ色をイメージする方が多いと思います。ローソクの火も青ではなく、オレンジ色ですよね。しかし、ガスコンロから出る炎は青色が通常です。冬に起きやすい現象として、加湿器の水分が悪さをしている事が一つの原因として考えられます。小学生の時に化学の実験で炎の色の変化について実験された方も多いと思いますが、カルシウムが燃えると火がオレンジ色のような色になります。
これが原因であれば特に問題はなく化学反応が起きているだけなので、異常ではありません。加湿器を止めてガスコンロの火の色が通常の青色に戻るか確認してみてください。
また、加湿器だけではなく、魚焼きグリルを一緒に使用していると同じような化学反応が起きます。焼物の塩分が煙にも含まれているため、その塩分が反応して赤色になっていると考えられています。

・ガスコンロを使う時は必ず換気
・ガスコンロの経年劣化(目安は8年~10年)
・ごとく、バーナーキャップ、フライパンやお鍋の汚れ

冬は外の冷たい空気を遮断しようと、窓を閉め切ったり加湿器を使用したりする家庭が多いと思います。キッチンの換気が不足してくるとガスの燃焼により酸素濃度が下がります。酸素濃度が低下すると燃焼に必要な酸素が不足してオレンジ色のような火になります。冬場はキッチンが冷えやすいですが、ガスを付けたら必ず換気扇を回すという事を忘れずに覚えておきましょう。

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