産業お役立ちコラム
脂質異常症と食事について
健康診断で、先生から中性脂肪やコレステロールの値が高いですね。と言われたことはありませんか?
脂質異常症は、脂質の中でも特に、悪玉コレステロールや中性脂肪が多過ぎる、または善玉コレステロールが少なすぎる状態になる病気のことです。
善玉コレステロールは動脈硬化を防ぐ働きがあり、悪玉コレステロールは増えすぎると動脈硬化の原因となります。
そこで、基準値よりも善玉が少なく、悪玉が多い場合は脂質異常症と診断されます。
動脈硬化が起こると、心筋梗塞や脳卒中などのリスクが高くなります。
また、中性脂肪が増える原因は、食べ過ぎ・飲み過ぎによって食事に含まれる糖質や脂質をエネルギー源として使い切れないことが原因です。
脂質異常症が進行するのを防ぐには、毎日の食事や運動に気をつけることです。その食事ポイントをご紹介しますので、
気になっている方は、ぜひ参考にしてみてください。
食事はバランス良く食べること
3食欠食なく規則正しく食べることが大切です。特に朝食をとらない習慣の人は、脂質異常症のリスクが1.4倍になるデータも示されています。
毎食野菜をとる
食物繊維にはLDLコレステロールを低下させる作用があります。
毎食野菜を添え、1日350g~450g以上は摂りましょう。生野菜より加熱した野菜のほうが多く摂れます。
魚や大豆製品を積極的に食べる
魚や、納豆・豆腐などの大豆製品には動脈硬化を改善させる作用があります。
肉より魚や大豆製品の割合を多めにするよう心がけましょう。
間食や甘い飲み物は控える
間食は、1日1回量を決めるようにしましょう。低脂肪ヨーグルトや果物に置き換えてみても良いでしょう。
果物は適量を
果物にはビタミンや食物繊維が含まれていますが、果糖が含まれている為食べ過ぎてしまうと
中性脂肪の増加に繋がります。1日80Kcalを目安に摂るよう心がけましょう。
脂質異常症は食べていけないものはありません。適量を守りながら、食事を楽しみましょう。