産業お役立ちコラム

ビオチンってどんな栄養素?

ビオチンってどんな栄養素?写真

『白髪が気になる』『お肌の張りがなくなってきた』など年を重ねるとこのような悩みが増えてきますね。

最近では年齢関係なく白髪やマスク生活によりお肌の状態が気になるという方も多いのではないでしょうか?

今回はあまり注目されることは少ないですが、髪やお肌に関係のある栄養素の“ビオチン”についてお伝えさせていただきます。

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ビオチンはビタミンB群の一種で必須の水溶性ビタミンですが、体内の腸内細菌からも合成されます。

しかし、十分な量が供給されるわけではないので、食品からとる必要があります。

さまざまな食品から摂取できるので、不足することはまれですが生卵白はビオチンの吸収を阻害するため、長期に生卵白を摂取した場合には欠乏することがあります。

卵からビオチンを摂りたいときは、ゆで卵やスクランブルエッグなど、加熱した卵料理で食べましょう。

また、過剰に摂取しても尿中に排泄されるので、過剰症の心配は少ないと言われています。

ビオチンは皮膚や粘膜の維持や髪、爪の健康に関わる栄養素です。

さらに抗炎症物質を生成することでアレルギー症状を緩和する働きがあります。

アレルギーが気になる時期にもおすすめの栄養素です。

ビオチンを多く含む食品は肉類、魚介類、卵、種実類、きのこ類などです。

偏った食事ではなく、主食(ご飯・パン・麺類)・主菜(肉・魚・卵・大豆製品)・副菜(野菜・海藻・きのこ類)のそろった食事を意識してみましょう。

ビオチン不足を防ぐには、サプリなどで摂取するのも効果的です。

水溶性のため、水に流れ出やすい性質があります。ゆでるより、焼いたり、蒸したりすると無駄なく摂取できます。

健康維持のためにも、日ごろから積極的にビオチンを摂取するよう心がけましょう。

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 参考文献:日本人の食事摂取基準2020年版

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