産業お役立ちコラム
カラダの糖化とその予防
「糖化」とは、食材を加熱すると食材中の余分な「糖質」と「たんぱく質」が変性して、細胞などを劣化させる現象のことで、この現象が体の中で起こることによってシミなどの肌トラブルの原因になったり、動脈硬化などの体の不調の原因になったりします。“控えるもの”と、“積極的に摂るもの”と、ポイントを押さえましょう。
1.糖質の摂り方に気を付ける
糖化は血糖値の急激な上昇によって促進されます。それを防ぐには、食事での糖質の摂り方が重要です。穀物や果物などの自然な糖分は、食物繊維や他の栄養素といっしょにとることで、血糖値の上昇を緩やかにします。反対に、加工された砂糖や白いパン、菓子類などの高GI(グリセミック・インデックス)食品は摂り過ぎないように気を付けましょう。
2.野菜・果物で食物繊維を摂取する
糖質の吸収を穏やかにし、糖化の抑制に効果がある食物繊維を含むもの(キノコ類やキャベツ、大根などの繊維が多いもの)を中心に、ビタミン豊富な緑黄色野菜(人参、ほうれん草、トマトなどの色の濃い野菜)を同時に摂取することでカラダを酸化や糖化から守ってくれます。特に玉ねぎやショウガ、スプラウトなど、生で食べると辛味を感じるものには、抗酸化・糖化作用が強いフラボノイドが多く含まれているものは、糖化の進行を抑制し、細胞を保護する効果が期待できます。積極的に摂取するように心がけましょう。
いつまでも若々しくいるためには、身体の外側だけでなく、内側も健康で若々しくあることが必要です。
毎日の食習慣を意識して、糖化を防いで体の内側からキレイを目指しましょう。