脂質は、ダイエットの大敵であり、ダイエット中はなるべく脂質をとらない方がいいのでは？と思う方もいると思います。

ダイエットとしてよく耳にするのは、「糖質制限ダイエット」だと思いますが、今回は「脂質制限ダイエット」とは何かご紹介します。

◆脂質とは？

脂質は、タンパク質、炭水化物とならぶ３大栄養素の一つであり、体が健康であるために欠かせない栄養素です。脂質には、体内でエネルギー源として、あるいは細胞膜を構成する成分として働きます。

そのため、脂質は優先的にエネルギーとして体内に蓄積されます。脂質を摂りすぎると、余分な脂質が中性脂肪になり、悪玉コレステロールが増えていきます。それによって生活習慣病を引き起こす恐れがあるので、食べ過ぎには注意しましょう。

◆脂質制限とは？

脂質＝油のイメージがあると思いますが、油を使用しなくても食べ物から脂質を摂取することができます。

脂質制限ダイエットとは、その名の通り脂質を制限するダイエットです。「低脂質ダイエット」や「脂質カット」と呼ばれます。脂質は1gあたりのカロリーが高いことから、脂質摂取を制限することでカロリーを減らしやすくなり、「消費カロリー＞摂取カロリー」を満たすことができ、脂肪を減らしやすくなります。

脂質を減らすには、調理方法が大切です。調理方法として、揚げ物、炒め物を控え、茹でる、蒸す、煮るなど、時間をかけて火を通していく方法をおすすめします。具体的に、フライを塩焼きにしたり、牛乳を低脂肪牛乳にしたりなど脂質を減らすコツを押さえていきましょう。

脂質の摂取量を制限する際に注意が必要なのは、脂質を全カットするという極端な脂質制限をしてしまうことです。

脂質制限ダイエットを行う場合は、過剰に摂取している方から適量にすることをはじめ、調理の仕方と食べる量・内容を意識し、脂質制限だけでなく、適度に運動をしましょう。

まずは、自分自身の食生活を振り返り、適度に脂質を摂取し、食べ過ぎを防ぎましょう。