夜寝ている間や、運動時に「足がつった！」という経験ありませんか？「足がつる」とは、何らかの原因で自分の意志とは関係なく足の筋肉が突然けいれんを起こして痛み、収縮したまま硬直し元に戻らなくなる状態です。

一般的に、運動中と夜間、明け方は、足がつりやすい時間帯です。要因としては以下のようなものが考えられます。

1．筋肉の疲労:

長時間の運動や立ち仕事、過度の運動により筋肉が疲労し、血流が悪くなる

2．電解質の不均衡:

発汗により、筋肉の収縮・弛緩に関与しているミネラルであるカルシウム、マグネシウム、カリウムが消費される

3．水分不足:

発汗や脱水症状により、筋肉の正常な働きが妨げられる

4．神経の圧迫:

脊椎や神経に圧迫がかかることで、神経の信号伝達が乱れる

5．血行不良:

血流が悪くなることで、酸素や栄養素の供給が不十分になり、筋肉の機能に影響を及ぼす

運動の前後には十分なストレッチを行うことに加え、バランスの良い食事と水分補給も非常に大切です。筋肉の動きに関係する、乳製品や小魚類に多く含まれるカルシウムや大豆食品などに多く含まれるマグネシウムのほか、ワカメ、かぼちゃ、アーモンド、玄米などに多く含まれるビタミンEにも、足のつりの予防効果があるといわれています。

ぜひ、これらの対策を役立ててくださいね。