産業お役立ちコラム
骨粗鬆症の予防に必要な事
骨粗鬆症は、みなさんご存知でしょうか。加齢や閉経、食事からのカルシウム不足や運動不足が引き金となり、骨が脆くなる状態を示します。具体的には、骨のカルシウム量が少なくなり、骨がスポンジのようになりスカスカになってしまうことで、骨折しやすくなり、これがきっかけで寝たきりになってしまう方も少なくありません。
■骨の特徴
骨は20~30代で最も丈夫になると言われていますが、、年齢を重ねるにつれて骨を作る細胞の働きが弱まり、腸管からのカルシウム吸収を助ける活性型ビタミンDが不足するなどの影響により骨が弱くなっていきます。そのため、骨粗鬆症はできる限り早いうちから予防することが重要になります。
<食事に関する3つのポイント>
①カルシウムを摂取する
→カルシウムは骨や歯を強くする材料です。多く含まれる食材は牛乳・小魚・ひじき・ほうれん草など。
②ビタミンDを摂取する
→ビタミンDはカルシウムの吸収を良くし、骨や歯への沈着を促します。多く含まれる食材は魚類・きのこ類など。
③ビタミンKを摂取する
→ビタミンKは骨にカルシウムが沈着するのを助ける作用があります。多く含まれる食材は納豆・ほうれん草・小松菜など。
食事以外でも、日光浴をすることで身体の中でビタミンDを作ることができたり、適度な運動をすることでカルシウムが骨に沈着しやすくなったり、骨粗鬆症予防のポイントは様々ありますので、楽しみながらできる対策を取り入れると良いでしょう。