産業お役立ちコラム

ビタミンEのチカラ

ビタミンEのチカラ写真

私たちに必要な栄養素は様々ありますが、そのうちの一つにビタミンEがあります。ビタミンEは強い抗酸化力があり、医薬品にも使用されています。種類としては、α、β、γ、δの4種のトコフェロールとα、β、γ、δの4種のトコトリエノールが存在する脂溶性のビタミンです。ヒトの生体内では、血液中や生体膜などの組織に存在しており、最も生理活性が強いのはα-トコフェロールで、その90%程度を占めています。

■働き

ビタミンEの最大の働きは強い抗酸化力で細胞の老化を防ぐことです。ヒトの生体膜を構成しているリン脂質には酸化されやすい性質の不飽和脂肪酸が多く含まれていますが、ここにビタミンEが存在することで、その抗酸化力により細胞の老化を防いでいます。

■食べ物

ビタミンEは、紅花油やコーン油などの植物油やアーモンドや落花生などの種実類、西洋かぼちゃ、アボカド、はまちや鰻、小麦胚芽などに多く含まれています。一般的な食生活では欠乏症や過剰症は起きにくいとされていますので、バランスの良い食事を継続しましょう。

ビタミンE.jpg

食材以外にも、特定の栄養成分の補給のために利用される食品で、栄養の機能を表示する「栄養機能食品」が販売されていますが、ビタミンEは機能を表示することができる栄養成分の1つです。一定の基準量を含有しているものには「ビタミンEは抗酸化作用により、体内の脂質を酸化から守り、細胞の維持を助ける栄養素です。」との表示がされています。必要に応じて利用しながら健康な生活を目指しましょう。

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