産業お役立ちコラム
大豆ミートについて
近年、大豆ミートを使った食品が増えてきたと感じますが、大豆ミートとはいったいどのようなものなのかご存知でしょうか?
大豆ミートとは
主に油分を絞った大豆に熱や圧力を加えて乾燥させることで、お肉のように見立てた加工食品です。お肉との違いは脂質の低さです。製造の過程で油分を取り除くため、豚ひき肉で考えると、約95%も少ない脂質量となっています。さらに、動物に多く含まれる飽和脂肪酸の含有量も少ないです。飽和脂肪酸とは過剰に摂りすぎると、血中コレステロールが増加し、心筋梗塞のリスクが上がると言われています。ですので、血中コレステロール値が高いと指摘された方にも、大豆ミートは役立つ食品となります。
大豆は畑のお肉
たんぱく質が豊富に含まれています。大豆ミートでしたら、なかなか摂取しにくい植物性たんぱく質を摂取することができます。豚ひき肉と比べてエネルギーも約半分です。このことから、とてもヘルシーであることもわかります。また、豚ひき肉には含まれていない食物繊維も含まれるため、不足しがちな食物繊維も補うことができます。カロリーを気にしている方や、コレステロール値を気にしている方は、お肉ではなく大豆ミートを取り入れてみると手軽にヘルシーな食事にすることができます。
安全な大豆ミートを選ぶ二つのポイント
大豆ミートは調理せずに食べることができますが、下味などがついているものは加工工程が増えているため複数の添加物(加工デンプン・カラメル色素・アミノ酸調味料など)が使用されています。添加物の摂り過ぎを防ぐためにも、加工度の低い大豆のみを使用したシンプルな原料で作られているものを選ぶとより安心です。
続いて、2つ目のポイントは国産大豆やオーガニック認証マークがついている大豆ミートを選ぶのも良いでしょう。
国産大豆とオーガニック認証マークの付いた大豆は、収穫後の農薬散布が禁止されています。しかし、輸入大豆は輸送中のカビや病害虫の発生を防ぐ目的で農薬が散布されている可能性があります。
大豆ミートを取り入れる際には、ぜひ参考にしてみてくださいね。