産業お役立ちコラム
噛むことの大切さについて
あなたは『健康のためには一口で30回は噛みましょう」という言葉、耳にしたことありませんか?食べ物を咀嚼する回数を多くするとどのように健康的なのか、今回は噛むことの大切さをご紹介します。
■脳との関り
咀嚼をすることで脳にある食欲を司る満腹中枢が刺激されることにより、食べすぎを防ぐことができます。また、唾液と食べ物がよく混ざり合うことにより消化が促され、胃の負担を軽減することにも繋がります。最近の研究では、ストレス緩和にも関係していることが明らかになってきました。咀嚼することにより幸せホルモンと呼ばれる「セロトニン」の分泌が促され、自律神経が整うことにより、ストレスからくるからだの不調を抑制する効果が期待できます。
■食事の内容
仕事や家事が忙しくて、つい菓子パンや即席麺で済ませてしまってはいませんか?また、パスタやハンバーグなど、洋食が多くはなっていませんか?これらの食べ物はあまり咀嚼をしなくても飲み込むことができてしまうもので、一口で30回噛むのは至難の業です。あてはまる方は、少し固めの食材や食感の異なる食材を摂るように意識して、美味しく楽しくストレス対策を行ってみましょう。毎日の汁物にゴボウやこんにゃく、昆布や高野豆腐などをプラスするだけでも、咀嚼回数を増やすことができます。野菜炒めにきくらげや干し椎茸、イカやタコなどをプラスするのも簡単でおススメですよ。
いかがでしたか?口さみしいときにガムやグミを摂ってみるのも良いですよ。食事だけではなく、間食なども利用して噛むことを意識してみてはいかがでしょうか。