産業お役立ちコラム

お肉の食中毒ってどう防ぐ?

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普段加熱調理して食べるお肉ですが、適切な処理を行わないと、食中毒になってしまう可能性があります。

お肉には食中毒の原因となる細菌やウイルス、寄生虫などが付着していることがあり、十分な加熱を行わないと食中毒を発症するリスクがあります。

これから涼しくなり管理が甘くなる今が特に要注意!食中毒を予防するための知識についてご説明します。

 

肉に付いている食中毒菌の種類

牛、豚、鶏で発症の可能性があり代表的な菌は、カンピロバクター、サルモネラ菌です。サルモネラ菌の潜伏期間は8~48時間ですが、カンピロバクターは3~5日です。

食べてから発症まで時間がかかり、数日後に下痢などの症状が出るため原因がわからない…なんてこともあります。症状は、腹痛、発熱、嘔吐下痢などで、重症化すると脱水症状になったり、けいれんを起こしたりします。

 

食中毒にならないための3つのポイント

1.調理する直前まではお肉を低温に保つ

なるべく低温のほうが細菌の繁殖がおさえられるため、リスクをなるべく減らすためにも低温に保ちましょう。

 

2.肉はしっかり焼く

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病原体は熱に弱いのでしっかり焼けば死滅します。肉の加工時に菌が付着した場合でも、75℃1分以上の加熱で病原体は死滅します。温度が高いほど病原体死滅に有効です。ハンバーグなどでは中心部まで火が通り、色が変わればOKです。

 

3.調理器具の使い分けに注意

生肉を扱った調理器具には病原体が付着しています。調理器具を使いまわしてしまうと、それに触れたものが汚染されてしまうので、せっかく焼いても意味がありません。焼けた肉は清潔な調理器具で取り扱うようにしましょう。

 

お肉は普段の食事に欠かせない食材ですので、正しい調理方法で食中毒を予防しましょう!

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