産業お役立ちコラム
味噌にはどのような栄養素・健康効果があるの?
私たち日本人にとって身近な食べ物の一つである味噌、味噌汁はもちろん味噌煮込みうどんや味噌ラーメン、サバの味噌煮など様々な料理で使われていますよね。
今回はそんな味噌に含まれている栄養素や期待される健康効果をご紹介いたします。
■栄養素について
味噌は、大豆に米麹や麦麹などを混ぜ発酵させた食品です。
大豆本来の栄養素にアミノ酸やビタミン類、ミネラルやカリウムなどが醗酵される過程で生成されるため、多くの栄養素を含んだ食品の一つとされています。
■味噌に期待される健康効果
◇腸内環境を整える
味噌には、腸内環境を整える上で必要な乳酸菌やそのエサとなる食物繊維が含まれているため、良好に保つためにはピッタリな食材です。
腸はお通じだけではなく、免疫や美容にも関りがあるため、健康的な生活を送るためには欠かすことが出来ません。
◇老化の抑制
抗酸化作用のあるビタミンE・大豆サポニン・大豆イソフラボンが含まれているため、身体を錆びさせる原因の活性酸素を除去する働きをします。
年齢と共にこのチカラも衰えてしまうため、アンチエイジング効果も期待できる食材です。
◇生活習慣病の予防
大豆にはレシチンやサポニンが含まれています。
レシチンは血栓の原因となる悪玉コレステロールの吸収を抑制する働きがあったり、サポニンには血糖値の上昇を緩やかにする働きがあったり、疾病の予防のためにも摂りたいものですね。
魅力がいっぱいの味噌ですが、大さじ1杯で約2gの塩分を含んでおり、これは味噌汁一杯に含まれる塩分と同量になります。
身体に嬉しい栄養素がたくさんありますが、塩分も多く含む食材であるため、味噌汁も1日1杯くらいを目安として、摂り過ぎには注意しましょう。
塩分が気になる方は、排泄を助けるカリウムを豊富に含む根菜類や葉物野菜の食材を用いて具沢山の味噌汁にするのがおススメです。