産業お役立ちコラム
貧血に注意しましょう!
みなさん無理なダイエットや食事を抜いたりしていませんか?
※貧血とは血液中のヘモグロビンが少なくなった状態をいいます。
【貧血の症状とは?】
ヘモグロビンが少ないために酸素を運搬する力が弱まり、顔色が悪くなり、動悸(どうき)や息切れ、めまい、頭痛、疲れやすいなどの自覚症状が現れてきます。
一般的に若年から中年の女性に起きやすいといわれており、ヘモグロビン(血色素)をつくるために必要な鉄の不足が大きな原因です。
鉄欠乏性貧血にならないためには、鉄分を多く含んだバランスのよい食事が大切ですが、ダイエットや欠食などで食事の量が少ないと欠乏しやすくなります。
さらに女性は月経があるため、その分を考慮した鉄分を多くとる必要があります。
【鉄分を多く含む食品とは?】
鉄分はヘム鉄と非ヘム鉄があり、ヘム鉄は吸収率が高く主に動物性食品に多く含まれます。
◇ヘム鉄
⇒レバー(豚>鶏>牛)、赤身肉、赤身魚(カツオ、マグロ)、貝類 等
◇非ヘム鉄(植物性食品に多く含まれます)
⇒小松菜、ほうれん草、豆腐、豆乳、納豆、卵黄 等
この非ヘム鉄は肉や魚などのたんぱく質やビタミンCと一緒にとると吸収が良くなります。
さらに酸味を感じるものと一緒に食べることでも吸収が良くなりますので、とり入れてみてはいかがでしょうか。
さらに葉酸やビタミンB12といった栄養素も赤血球を作るためには必要ですので、意識してみましょう。
葉酸:レバー、納豆、ほうれん草、アスパラガス、ブロッコリー 等
ビタミンB12:レバー、ハツ、アサリ・シジミ・カキなどの貝類 等
貧血は女性に多い悩みのひとつで、女性の4人に1人は貧血と言われています。
疲れやすい、動悸や息切れ、めまいなどの不調を感じる方は、日頃の食事を見直してみましょう。