産業お役立ちコラム
今が旬!れんこんの力とは?
れんこんは煮物やきんぴら、炒め物など、様々な調理法があり、断面に複数穴が開いていることやシャキシャキとした食感がおいしく、お好きな方も多いのではないでしょうか。
無数に開いた穴は「見通しがいい」ことから縁起物とされ、筑前煮や酢れんこんなどお節料理に用いられていました。
「ん」が2個つくことから「運がたくさん舞い込んでくる」ということで、冬至に食べる食材として知られています。
【れんこんの栄養素】
れんこんにはビタミンC、カリウム、食物繊維、タンニンなど栄養素が豊富に含まれています。
ビタミンC:
免疫力を高める作用があるほかコラーゲンの生成にも不可欠で、シミやシワ、肌荒れを予防するため美容面でも効果的です。
また、睡眠不足や生活習慣の乱れなど、ストレスを感じるとビタミンCは大量に消費されるので、日々欠かさず摂りたい栄養素です。
れんこん100gで、1日のビタミンC推奨量のうち約半分が補えます。
さらに、イモ類と同じく、加熱しても壊れにくいので、寒い冬には嬉しいですね。
カリウム:
体の水分バランスを保ち、余分なナトリウムを排出しむくみの解消や、高血圧予防にも役立ちます。
食物繊維:
100gあたり2.0gの食物繊維が含まれています。
不溶性食物繊維と水溶性食物繊維の両方を含むため、便秘の予防や解消に働き腸内環境を整えてくれます。
タンニン:
れんこんを切ると切り口が黒く変色するのはポリフェノールの1種タンニンによるものです。
強い抗酸化作用があり活性酸素の働きを抑え、老化防止や動脈硬化の予防に期待できます。
【調理方法】
切り方によって食感が変わります。
輪切りや乱切りにしたものを煮物にするとホクホク、薄くスライスしたものを炒め物やサラダにするとシャキシャキ、すりおろしてお好み焼きのように焼くとモチモチした食感になります。
11月から3月に旬を迎えるれんこんを様々な料理に取り入れてみてはいかがでしょうか。