産業お役立ちコラム
【管理栄養士のおススメ】『食べて嬉しいチョコレートのチカラ』
【チョコレートのチカラを知っていますか?】
デザートの王様と言えば、「チョコレート」。
コンビニやスーパーで新商品が並ぶことも多いですね。そのチョコレートがどう出来るのか、ご存じですか?
結論から言うと、チョコレートの原料のカカオ豆は、カカオの実の種なんです!
【カカオの実とは?】
カカオは、カカオポッドと呼ばれる長さ20センチほどのゴツゴツした楕円形の実をしていて、中にはカカオパルプ(カカオの果肉)があり、その果肉の中の種として「カカオ豆」があります。
カカオパルプそのものを発酵・乾燥・磨砕することでカカオマスというペーストが出来上がります。
カカオマスには油分が約55%も含まれており、これを圧搾することで油の部分の「ココアバター」と、そうでない部分の「ココアパウダー」に分けることができます。
その後、カカオマス、ココアバター、砂糖などを混ぜ、私達が想像するチョコレートのあの甘さになります。
健康に良いと言われている“ハイカカオチョコレート”は、このカカオ分が70%以上のものを指し、それに伴って栄養成分の含有量が増え、カラダに嬉しい成分をより取り入れることができます。
具体的には、カカオに含まれる「カカオマスポリフェノール」は動脈硬化予防、血圧低下などの作用が期待でき、テオブロミンという成分は集中力や記憶力を高めたり、血行を良くして緊張を和らげる作用が期待できます。
チョコレートを購入される際は、「ハイカカオチョコレート」を上手に利用してみてください。
参考資料:厚生労働省
日本チョコレート・ココア協会