産業お役立ちコラム
【管理栄養士が解説!】脂質はカラダに悪い物?良質な脂質の取り方とは?
良質な脂質の摂り方とは?
みなさんは、『脂質』と聞くとどのようなイメージをもたれますか?
「太りそう」「高カロリーなため体に悪そう」など、あまりいいイメージをもたれない方もいらっしゃると思います。
しかし、『脂質』は5大栄養素の1つ。脂質を構成する脂肪酸の中でもn-3系脂肪酸は血液をサラサラにして血栓を予防し、硬化や心筋梗塞、脳梗塞を予防する働きが期待されます。
【n-3系脂肪酸の力】
DHA、EPAを多く含む魚(マグロ・サバ・アジ)に含まれます。DHAとEPAを食生活に取り入れるうえで、気をつけたいのがその調理法です。調理することで大切な成分が魚から流れ出てしまいます。
普段の食生活でDHAとEPAをしっかり摂るには刺身など生のまま食べるのがオススメです。魚料理で煮込んだりした場合は、汁の中に魚から流れ出た脂が含まれています。そのため、煮汁なども一緒に食べると、上手にDHA、EPAを摂ることができます。
良質な脂質は生活習慣病の予防に繋がり、健康状態をよくすることに役立ちます。
魚料理を1日1回食べるなど、意識して肉や乳製品の動物性脂質に偏らないようにバランスよく摂ることが健康の維持・増進に大切です。
参考文献 厚生労働省 脂質