産業お役立ちコラム
旬の魚は栄養満点!
あなたは魚に「旬」があるのをご存知ですか。野菜や果物と同じように、魚にも獲れる種類や美味しい食べ頃など旬な時期があります。今回は食卓やスーパーで見かける3つの魚の情報を紹介します。「旬」の魚といえば、私は秋の味覚のサンマが好きです。
アジ
例年5~10月、特に夏が旬とされます。
料理:脂質は比較的少なく、刺身やお酢を使用した南蛮漬けなど、暑い日もさっぱりと頂くことができます。
栄養:カルシウム、ビタミンB群を多く含み、EPA、DHAが豊富です。EPAやDHAは、青魚の脂に多く含まれる成分の一種で、悪玉コレステロールを減らすなど、生活習慣病予防の効果が報告されています。
スズキ
夏に旬を迎える高たんぱく低脂肪の魚です。
料理:ムニエル、ソテー、塩焼き、ホイル焼き、アクアパッツァ、唐揚げなど、幅広い料理に活用できます。
栄養:EPAやDHA、ビタミンAやビタミンDを多く含みます。特に、ビタミンAは目や皮膚、粘膜の健康維持に必要なビタミンで免疫機能にも関わっています。。
メバル
春から夏が旬の魚です。
料理:皮まで残さず食べられる煮つけがおススメです。
栄養:カリウムやEPA、DHAを多く含みます。皮の赤色部分は、アスタキサンチンと呼ばれる天然色素の一種です。アスタキサンチンは高い抗酸化作用を持ち、目の疲れを軽減し、肌の健康への関与や認知機能の改善などが期待されています。
旬の魚を知り、普段なかなか食べない魚も挑戦してみると美味しい発見があるかもしれません。季節感を取り入れて、日々の食事を楽しみましょう。
参考:「食品の栄養とカロリー事典 改訂版」女子栄養大学出版部