産業お役立ちコラム
里芋のパワー
煮っころがしやイカと里芋の煮物など、どこか懐かしい料理でよく目にする里芋、最近食べてますか?あまり食べない、なんて方も多いかもしれませんが、里芋にはどんなパワーを秘められているのか、これを知ればきっとあなたも里芋のファンになること間違いなしです。
里芋という食材
九月から冬本番の十二月頃が旬で、国内だけでも約200種類以上の品種があると言われています。主な成分はでんぷんで、いもの中では水分の含有量が多く、比較的低カロリーであることでも知られています。
里芋が持つパワー
栄養素の面から見ると、ミネラルの一種であるカリウムが豊富です。これには、体内の余分なナトリウムを排出する働きがあるため、塩分を気にしている方や高血圧の方に特におススメです。
皮をむくと独特のヌメリがありますよね?これは水溶性食物繊維のガラクタンという成分によるもので、炭水化物とたんぱく質がくっついたものです。これには、腸内環境を整えるだけではなく、食事からの脂の吸収を抑える働きがあります。ヌメリの中にもう一つムチンという物質も含まれており、胃や腸の粘膜を守る働きをするほか、たんぱく質の消化や吸収を高めて胃や腸の動きを活発にします。
里芋と相性の良い食材
<オクラ・レンコン・やまいも>
→里芋と同様にヌメリ成分を持つ食材で、胃腸のケアにおススメな食材です。
<豚肉、鶏肉、納豆>
→たんぱく質やビタミンB1を含み疲労回復・免疫力アップに摂りたい食材です。
今日の献立の一品に魅力いっぱいの里芋を使った料理はいかがでしょうか♪