産業お役立ちコラム
三食毎日食べるべきですよね?
最近、1日3食は食べ過ぎ?という声を耳にすることありませんか?
1935年国立栄養研究所が、朝昼晩3回規則的に同量程度をとるのが望ましいと提唱したことをきっかけに、1日3食が推奨されてきました。ただ2022年現在、それ以降約80年が過ぎ、国内のライフスタイルも多様化しました。例えば、日中汗を流す活動量の多い20代と、デスクワーク中心の40代とは違いがあって当然です。1日3回食で年々体重の増加があるような場合は、食べる量を見直してみてください。
ただし、1日の食事回数を1~2食にすると、1食あたりの摂取量が増えて食後の血糖値も上がりやすくなり、糖尿病のリスクが上がり、脂肪が蓄積されやすくなってしまいます。
今回は食事の際に、特に意識して摂取してほしい2つの栄養素に着目してお話したいと思います。
タンパク質
タンパク質をしっかり摂取すると、筋肉量が増えて基礎代謝が上がりやすくなります。
人の身体は、皮膚・筋肉・臓器・血液そして消化や代謝に関わる酵素など、ほぼタンパク質で構成されおり、食事からの摂取は必須です。特定の食品に偏らず、肉や魚・卵・豆腐など多くの食品から栄養を摂取するようにしましょう。また、摂りだめができないため、毎食摂るようにしましょう。
食物繊維
食物繊維は、小腸で消化・吸収されず大腸まで達します。血糖値の上昇を抑えたり脂肪の吸収を抑え、善玉菌の餌となり腸内環境が良くなり、便量を増やして有害物質を体外に排出したりします。
不足しがちな栄養素でもあるので、積極的に摂取しましょう。
食物繊維には水溶性や不溶性がありますが、組み合わせると相乗効果が期待できます。野菜・海藻・キノコ類・雑穀類など様々な食品から摂取しましょう。さらに、ベジファーストといって、食事の始めにとることで血糖値の急上昇の抑制に役立ちます。
毎日食事3回に必ずしも囚われず、時には上手にコントロールして、健康管理に役立ててくださいね。