産業お役立ちコラム
注目食材!日本でいう納豆
注目食材テンペ
「テンペ」皆さんご存じでしょうか?
インドネシアの伝統的な発酵食品で、大豆にテンペ菌をつけて発酵させたものです。
テンペ菌は、バナナやハイビスカスの葉に付着しているクモノスカビの一種です。茹でた大豆をバナナの葉に包むと発酵が進みテンペが出来上がるそうです。
インドネシアでは国民の約9割がイスラム教徒であり、宗教上特に豚肉を食べる事が禁じられています。
インドネシアの納豆
作り方を見ると、日本の納豆のようなものでしょうか。しかし、実際は納豆のような発酵食品独特の香りや粘りがありません。その為、初めての方でも受け入れやすいのでしょう。
テンペは大豆の他に、黒大豆、ひよこ豆、小豆でも作られています。
ブロック状に固まっており、ナッツやくりのような香りで柔らかく栗のようにホクホクした食感です。
栄養素
お肉に比べると脂質お含有量が少なく、エネルギー摂取量を抑えながらミネラルを摂取する事ができます。発酵により、ビタミンB群、食物繊維、ギャバ含有量が増加します。また、カリウムを多く含むため、減塩を気にされている方は食材に是非取り入れてみて下さい。
調理は加熱処理
インドネシアでは貴重なタンパク質源としてお肉の代わりに食べる事が多く、レシピも多くあります。日本では、真空パックで売られているそうで、大手スーパーでの取り扱いも増えているそうです。
・テンペゴレン
・テンペスティック
・テンペのドライカレー
・テンペの酢豚風
・ちぎって入れるだけの炊き込みご飯
気になる方は見かけたらお試しあれ。