産業お役立ちコラム

ほうれん草の栄養、ご存知ですか

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葉物野菜の代表格でもある“ほうれん草”、その旬な時期はいつ頃でしょうか。今回は、知っているようで知らないことも多いほうれん草についてご紹介します。

ほうれん草の栄養

冬に旬を迎えるほうれん草は、栄養価も高く比較的安価で手に入れられるため、寒い季節の食生活にピッタリな食材です。ほうれん草は緑黄色野菜の一つで、体の中でビタミンAに変化するβ-カロテンを含み、他にも、ビタミンEやビタミンK、葉酸や鉄などの様々な栄養素を含んでいます。特に、ビタミンCは旬の冬に収穫したほうれん草と夏に収穫したほうれん草では冬に収穫した方が含有量が多く、その差は約3倍近くもあります。こう考えると、1年中見かける食材ですが、冬の方がお得に感じますよね。

気を付けたい事

ほうれん草には、シュウ酸というアクの原因となる成分が含まれます。そのため、基本的には下茹でしてから料理に使いますが、茹でることで栄養素がなくなってしまうと思われる方も多いのではないでしょうか。茹でて減少してしまうのは水溶性の栄養素であるため、ビタミンEやビタミンKなどの脂溶性ビタミンは変わりません。しかし、水溶性であるビタミンCは茹でることで減少してしまうため、料理では茹で時間を短くしたり、茹でた後に水に浸しすぎないようにしたりして、工夫することで栄養素の喪失を少なくすることができます。おひたしに使うなら、茹で時間は1分程度で充分ですね。 

今が旬なほうれん草、少しの工夫で賢く取り入れましょう。

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