産業お役立ちコラム
「栄養」って?
情報社会と言われる現代では、少し調べると、たくさんの知識を得ることができます。
勿論、それは栄養・栄養素についても同じです。また、各栄養素に特化した健康食品やサプリメントも数多く販売され、それぞれ上手に摂取する事で健康の手助けになっていくものもたくさんあります。
「栄養」の原点とも言えるでしょうか、小学校の、給食室の近くに貼られていた「3つの食品群」のポスターを皆さん覚えていますか?赤・黄・緑の3つに分かれた円グラフに、それぞれ赤は「からだを作る」、黄は「エネルギーの元となる」、緑は「からだの調子整える」という働きも載っていましたよね。
「栄養」とは、生命を維持するにあたり、外から取り入れたものを体の中で、消化・吸収をし、不要なものを外へ排出する「一連の流れ」をさします。一方「栄養素」とはその一連の流れの中で必要とされる「物質(もの)」をさします。そう、栄養と栄養素は少し違いがあるのですね。
何かからだに不調があるとどうしてもピンポイントの情報、つまり細かいそれぞれの「栄養素(もの)」が欲しくなります。
しかし、給食室のポスターも「円グラフ(円全体を100%とする構成比)」です。つまり、からだとは、様々な「物質(もの)」が協力してチームとなって働き、一連の流れを経て、100%になる訳です。
また食事は、「家族や仲間との時間を和やかに過ごす」「料理を作ってくれた人の愛を実感する」「味を楽しむため」など様々な目的や意味を持ちます。基本に返って、「栄養」というものを総合的に再認識した上で、明日以降のからだを作り上げていきませんか?