産業お役立ちコラム
鯖を食べて健康に
鯖のもつ血液サラサラ効果などが注目され、近年「サバ缶」ブームですね。様々なレシピにアレンジもできて、おいしく便利ですよね。食べることでどのような良い効果があるのでしょうか?今回は、その効果や栄養価をご紹介します。
・生活習慣病予防に役立つ
鯖にはDHA・EPAという、私たちの体内ではつくることが出来ない必須脂肪酸が含まれています。
DHAは悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを増やしてくれるほか、組織を構成する成分であるため、主に脳や細胞の発育、機能を維持する効果が期待されます。
EPAは特に血流を良くし、中性脂肪の減少や血栓形成を防ぎ、高血圧などの生活習慣病の予防に効果があるとされています。
「鯖の水煮缶」を1日1食に加えて1週間食べ続ければEPAの効果でサラサラになるともいわれています。EPAの目標摂取量は1日1,000mgですが、一般的な鯖の水煮缶で1,800mgあり、皮や血合いも含め煮汁も一緒に食べればEPAを逃さずにとることができます。また、EPAは高脂血症の治療薬の成分でもあり、検査値が気になる方は積極的に食べたいですね。
・美容効果も・・・?!
鯖は美容の面でも優れた一面を持っています。DHA,EPAには、血液をサラサラにしてくれる効果がありましたよね!これにより、血行が促進されることで基礎代謝の亢進や老廃物を流し、美肌にもつながります。
また、血合い部分に多いビタミンEによる抗酸化作用や良質なたんぱく質による肌、髪の生成にも一役買っています。
今日の献立の食材に鯖を選んでみてはいかがでしょうか。魚不足が気になる方も、ぜひ活用しましょう。