産業お役立ちコラム
初夏に旬を迎える野菜
旬の野菜は味も良く、スーパーなどに出回る量も増え、価格も安くなる傾向があるため手に入りやすくなります。また、それだけではなく、栄養価も高くなっているので、ぜひ普段の食事に取り入れていただきたい食品です。これからの時期に旬を迎える野菜と、おすすめの食べ方をご紹介します。
・トマト
トマトの赤い色のもとになっているリコピンは、抗酸化作用の強い成分です。リコピンは油に溶けやすいため、脂質と一緒に摂ることで吸収が良くなります。炒め物や、油を含むドレッシングをかけて召し上がるとより効果的です。
・ピーマン
ピーマンにはビタミンCが多く含まれます。一般的にビタミンCは熱に弱く水に溶けやすいため、調理によって減少しやすい栄養素と言われています。その中でも、ピーマンに含まれるビタミンCは調理時に減りにくく、加熱調理にも向いています。紫外線の強い夏には積極的に利用したい野菜です。
・きゅうり
きゅうりにはカリウムが多く含まれています。カリウムは体の浸透圧の調節に関わるミネラルなので、発汗などによってミネラルのバランスが崩れやすい夏場には特に大切な栄養素です。カリウムは水に溶けやすい性質があり、切ってから水にさらしたりすると溶け出て減少してしまいますが、洗ってそのままでも食べられるきゅうりはカリウム補給にも向いています。
これから旬を迎える野菜と、栄養素を効率よく摂る事ができるおすすめの食べ方をご紹介しました。おいしいだけでなく、栄養も豊富な旬の野菜をぜひ活用しましょう。